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経営学部
2015.07.30

「観察法」レポート報告会

南雲ゼミ(2年ゼミ春学期)では、質的調査法を学んでいます。受講生は様々な手法を学びながら、各自テーマを選び、試行錯誤しながら実際に調査を行います。今回のお題となった調査手法は「観察法」でしたが、7月22日(水)の春学期の最後の授業までに全員に調査結果をプレゼンしてもらいました。
各人が設定した調査のテーマは、たとえば「駅のエスカレーターと階段の利用者割合-塩釜口駅構内調査」、「ゲームショップ来店客の手荷物調査」、「駅改札を出た後の若者の行動調査」、「金時計周辺で待ち合わせをしている人の調査」、「ラーメン屋の客層調査」といったものです。実地調査の前段階から、観察法の入門書を読み、調査計画書を作成し、必要な場合には調査許可をとるなどしたのち、実際に調査に臨みました。
調査をしてみると、観察すべき対象が多すぎて思ったようにデータが取れなかったとか、逆にほとんど調査対象がいなかったなど想定外のことも生じたため、苦労した受講生もいました。また、自分で集めたデータを集計し、表やグラフにまとめるのも初めての経験でしたが、全員がレポートをうまく仕上げ、オリジナリティのある調査報告を披露してくれました。卒業論文の作成のためのよいトレーニングとなったと思います。
秋学期はインタビュー法の実習などを予定しています。