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健康栄養学部
2014.09.09

「とうがくカレー」誕生に迫る!

先日のオープンキャンパスで来場者にプレゼントされた「とうがくカレー」
東海学園大学とオリエンタルカレーのコラボレーションで生まれたカレーなんです!今回のガクブログではこの「とうがくカレー」誕生に迫ります!

老舗メーカーとのコラボレーション!まずはコンセプトの策定からスタート

オリエンタルカレー。誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。この愛知県に本社を置く老舗メーカーから、東海学園大学に「一緒にレトルトカレーを開発しましょう」とオファーが届いたのが2013年秋。健康栄養学部 管理栄養学科の兼平先生は早速、食品メーカー志望の学生に声をかけ、最終的に兼平ゼミの3名がこのプロジェクトに参加することになりました。有名企業とのコラボレーション、自分の意見が反映された製品がカタチとなる高揚感。3名の学生は心躍らせながら、プロジェクトの始まりを待ちました。

プロジェクトが本格的にスタートを切ったのは2014年4月。顔合わせを兼ねた第1回の打ち合わせでは、商品の開発コンセプトについて話し合われました。オープンキャンパスで発表することから、主なターゲットとして高校生を設定。高校生が喜ぶカレーは何か?管理栄養学科らしいカレーは何か?参加者全員でアイデアを出していきます。「コンセプトを練る中で、あらためて“とうがく”ってどんな大学なのか深く考えました」と吉田萌子さん(管理栄養学科4年)。導き出したのは、“とうがく”のシンボルマークの元になった「社会にしっかり根をはって、勢いよく芽生え、伸びようとする」というフレーズ。さらに、受験生や女子高校生の体調を整えられたら、という思いから食物繊維や鉄分が豊富な「根菜」を使用することに決定しました。

 

具材の細部にまで気配りを試食と意見交換を重ねる日々

 コンセプトが決まったら、いよいよ試作品づくり。「試作品はオリエンタルさんが担当しました。打ち合わせの翌週には試作品ができあがって驚きました」と、ビジネスのスピードに感心したのは矢口夏帆さん(管理栄養学科4年)。

試作段階で問題になったのが根菜のサイズ。一般的にカレーの野菜はごろごろっと入っているもの。学生たちも、そのサイズ感をイメージしていました。しかし、実際の試作品は2~3ミリ角という小さなものでした。オリエンタル側がそのサイズを選んだのは、高校生は根菜が苦手な人が多いのではないかという仮定のもと、少しでも食べやすくという配慮から。「食品開発のプロの視点の広さに感心しました。」と只腰晴菜さん(管理栄養学科4年)。それでも、見た目や食感とのバランスから(1)2~3ミリ角、(2)7ミリ角、(3)一口大というように最適なサイズを模索し、最終的に10ミリ角に決定しました。こうして、一つひとつ課題をクリアしながら、レシピは完成に近づいていきます。コンセプトの決定から約1ヶ月というスピード感でした。

栄養面へのこだわりが結実し、美味しく、ヘルシーなカレーが完成!

最もこだわったのは栄養面。管理栄養学科として、その点は妥協できません。具材はすべて国産品とし、「低カロリー」と「低脂質」を追求しました。「特に安全面・健康面は強くこだわりました。兼平先生には100キロカロリー、3gというように具体的な数値目標のアドバイスをいただきました」と吉田さん。矢口さん、只腰さんも口をそろえて「私たちの要望に、オリエンタルさんは誠実にご対応くださいました。一方で食のプロとして、客観的なアドバイスもしてくださいました。お互いの意見を調整し、最適な着地点を見つけることの難しさ、楽しさを体験することができました」と語ってくれました。

管理栄養学科×人文学科 学びは、学科を超えてつながっていく

5月末日レシピは完成。7月20日の発表に向けてのパッケージ制作という段階に辿り着きました。パッケージ制作は、人文学科とのコラボレーションが実現。プロの漫画家として活躍中の、ほしの竜一先生監修のもと、ほしのゼミの学生たちが、矢口さん、只腰さん、吉田さんのキャラクターを制作。“とうがく”らしい、楽しく、元気なパッケージが完成しました

こうして完成した「とうがくカレー」は7月20日、8月23日、24日に開催されたオープンキャンパスで来場者へプレゼントされました。管理栄養学科志望の高校生だけでなく多くの高校生が熱心にパッケージを見ている姿が印象的でした。 もし、ガクブログを見ている方の中に「食べたよ!」という方がいれば是非感想を聞かせて下さい!

 

プロジェクトに参加した健康栄養学科の学生から一言!

とうがくカレーに迫る!
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