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人文学部心理学科リレーエッセイ

2017年05月25日心理学科

新緑が美しい季節になりました。晴天に恵まれる日も多く、外を散歩したりするのにはとても良い季節ですね。しかしこの時期、どこが悪いという訳ではないけれどなんとなく身体が重い、気分がすっきり晴れないというような悩みもよく耳にします。
昔からこの時期に気分が落ち込むという人は多く、この状態を五月病とよんだりもします。新年度が4月から始まり、緊張しながら走ってきた疲れが出る時期なのかもしれませんし、ゴールデンウィークも終わり、しばらく祭日がないことが憂鬱に感じられるのもしれません。年配の方からは、木々が芽を伸ばしていく勢いに人の身体がついていけずつらいのだと聞いたこともあります。この時期がつらい人は案外多いのかもしれません。
最近、気持ちを前向きにしたり、気分を切り替えたりするものとして、セロトニン神経の働きが注目されています。生活の中でセロトニン神経をうまく活性化させることができれば、明るく元気におだやかに過ごせるというのです。
そして、このセロトニン神経は意外と簡単に活性化させることができるといわれています。大切なのは、朝日を浴びることと簡単なリズム運動を行うこと(散歩でもOK)です。
気分が憂鬱であっても、ちょっと頑張って早起きして、よいしょと重い腰を上げて、日差しを浴びながら散歩をしてみたら、気持ちが良くなるかもしれません。
「病は気から」などと言い、身体の調子をよく保つためには、気持ちを明るく前向きにすることが大事だと言われますが、気持ちをコントロールすることは難しいものです。心(気持ち)と身体の関係は、心から身体への一方通行ではなく、身体から心を変えることもできるのです。
ほんの少しの行動で、気持ちを前向きにしてみませんか。
三宅理子(臨床心理学)