“私と友達”

エピソード1

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相手を思う気持ちは、
きっと伝わる。

心理学部 心理学科4年生/若宮商業高等学校 出身

菅原 怜音

私を守ってくれた笑顔と腕。

中学2年生の時、友人関係に大きな悩みを抱えていました。どうしても周囲の人たちとうまく話せない。そんな私に、笑顔で話しかけてくれる人がいました。とても嬉しかったけれどうまく言葉が出ず、私はとっさに彼女の腕をつかんでいました。きっと、何かにすがりつきたかったのだと思います。彼女はそんな私の気持ちを察して、何も言わずに笑顔でずっと隣にいてくれました。それ以来、お互い親友としてずっと一緒に過ごしてきました。その後、お互い別の高校に進学しましたがつき合いは続き、将来のこと、大学進学のことを話しているうちに、自然と同じ大学を志すようになりました。学部は異なりますが、彼女は今、私と同じ東海学園大学生です。

共に過ごした時間の長さが、同じ価値観を育む。

彼女と長く親友でいられる一番の理由は、価値観が近いからだと思っています。たとえば、買い物にいった時の金銭感覚であったり、食事中のマナーや振る舞いであったり、こうした“ちょっとした一致”の積み重ねがすごく心地良くて、ずっと一緒にいたくなるのです。彼女にしてもらって嬉しかったことがあれば、私も彼女に対して同じことを返したい。お互いを思いやってきた時間があるからこそ、価値観や考え方が似てきたのかなと考えるようになりました。
私は、仲が良い人には気を配りたい。親しいからこそ、その人を大切にしたいと思っています。彼女も同じ考えを持っていて、私に対してすごく気を配ってくれます。これからもこの関係を大切にしたいねと、いつも2人でお茶を飲みながら話しています。

すべての人に、優しくありたい。

相手を思いやる気持ちを育めたことは今、いろいろな場面で良い方向に作用しています。たとえば、アルバイトで、床にゴミが落ちていたら、私は率先して拾うように心がけています。なぜなら、誰かがそのゴミを見た時に不快に思うかもしれませんし、踏んづけて滑ってしまうかもしれません。そんな想像力を働かせて、相手を思う気持ち、それが誰であろうと私は大切にしていきたいと思っています。こうした考えを持てるようになったのは彼女のおかげで、心から感謝の気持ちしかありません。今、私と彼女が「ともいき」を教育理念とする東海学園大学で一緒に学んでいるのは、偶然ではないのかもしれませんね。

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