“私と友達”

エピソード2

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会って話して、わかりあう。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科4年生/美濃加茂中学高等学校 出身

森 崇信

始まりは、ほんの些細なひと言から。

私には、授業の合間にとりとめのない話をしたり、試験前にみんなで勉強したり、気づいたらいつも一緒に過ごしている仲の良い友人たちがいます。出会いは、緊張と期待が入り混じる大学の登校初日で、確かパソコンの操作方法についてオリエンテーションを受けている時でした。私は勇気を出して後ろの席の人に「この操作方法を教えて!」と声をかけました。きっかけは、たまたま学籍番号が近かっただけですが、その友人、そしてまたその友人と輪が広がっていき、この友人グループはそのまま私の大学生活に欠かせない、かけがえのない存在になったのです。人見知りする性格ではありませんが、あの時、勇気を振り絞って本当に良かったと思います。

つながりを実感するキャンパスライフ。

私が大学に入学した年、それはコロナ禍が始まった年でもありました。せっかく新しい友人ができたにも関わらず、授業は基本的にはオンライン。スポーツ健康科学部は実技の授業が多いため、他学部に比べ登校する機会は多かったものの、やはりフラストレーションは溜まっていたと思います。オンラインではなかなか友情を深めることは難しく……。人と会って、表情を見て、会話を交わすという当たり前のコミュニケーションの大切さ、尊さに気づくことができたのは、不幸中の幸いだったのかもしれません。2年生になり対面授業も増え、友人たちと過ごす時間の長さに比例するかのように、大学生活がより楽しく充実したものになってきました。

友人たちの声が、私の力になる。

東海学園大学では硬式野球部に所属し、3年生の時から副キャプテンを務めています。私は立場上、チーム全体に目を配らなくてはなりません。チームの細かな課題や部員が個人で抱える悩みなどに気づけないことがあります。そんな時、頼りになるのが仲間の存在です。すかさずフォローしてくれるので、私はチーム全体のとりまとめに集中することができます。
私の将来の夢は、高校野球の指導者になることです。そのために教員採用試験の勉強をする一方、筑波大学の大学院へ進学し、科学的なアプローチから指導者をめざす道も視野に入れています。友人たちは「崇信なら絶対に合格できる!」と応援してくれています。難関ではありますが、友人たちの声を聞いていると背中を力強く押されているようで、不思議と自信が湧いてくるのです。

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