“私と先輩”
エピソード3

憧れの先輩の背中を
追いかけて。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科3年生/名城大学附属高等学校 出身
野原 めぐみ
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進路選択の決め手は「一緒に走りたい」。
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高校生の時からずっと憧れている先輩がいます。同じ陸上部の先輩で、種目は同じ短距離走。練習の時はもちろん、大会の時も私のことを気にかけて、たくさんのアドバイスをくれました。大会の時は先輩だって緊張しているはずなのに。そんな誰よりも人に優しい先輩のことを、人として、アスリートとして尊敬していました。だから、先輩が卒業し、私が最上級生になった時は、先輩が私にしてくれたことを、今度は私が後輩たちに返そうと心がけて活動しました。
そして、大学進学を考えた時。大学でも陸上競技を続けたいと思っていた私は「また、先輩と一緒に走りたい。だから、東海学園大学に進学したい」と決めました。迷いはありませんでした。私にとって、先輩はそれほどの存在なのです。 -
相手を理解してこそできる励まし方。
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大学入学後も先輩との関係は変わりません。先輩は相変わらず優しくて、そしてますます私に気を配ってくれています。私が2年生の時、春のインカレで調子が上がらず、まだ1種目残しているにも関わらず落ち込んでいると、スマートフォンに先輩からメールが届きました。急いで開くと、そこには先輩の変顔の自撮り写真と「お守り」の一言。落ち込んでいた私も、思わず笑ってしまいました。私がくよくよしてしまう性格なのを見越して、リラックスできる方法を考えてれたのです。こうして、先輩に元気をもらった私は、残りの種目で力を発揮することができました。いつも人に目を配っている優しい先輩ですから、こんなエピソードがたくさんあります。
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先輩からバトンを受けて、私は全力で前へ進む。
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先輩の背中を必死に追いかけつづけたおかげで、2年生の西日本インカレでは400m×4のリレーメンバーに入ることができました。3走を走る私にバトンをつないでくれるのは、2走を走る先輩です。これまで、何百回、何千回とバトンリレーの練習を繰り返してきました。お互いのタイミングは熟知し合っているので、バトンパスには絶対の自信があります。何より、先輩からバトンを受け取ると、緊張がほぐれ、自然と力が湧き上がってくるのです。
目標は、全日本インカレで決勝戦に勝ち進むことです。最高の舞台で先輩と一緒に走れたら、どれほど素敵なことでしょう。高校生の時から夢見ているその瞬間のために、全力でがんばりたいと思います。