まぎらわしい発音

英語には日本語より沢山の母音と子音があります。それぞれどの日本語の音で間に合わせるかが大体決っているので、日本人の発音の特徴がこんなところから生まれます。また、日本語と意味が微妙に違う単語も注意が必要です。

誤解が生じなければ良いのですが、ちょっと気をつけると区別できる単語もあります。そのいくつかを紹介しましょう。

HEAVEN と HAVEN
heavenは「天国」、havenは「港、停泊所」ですね。havenは転じて「聖域」という意味もあり、tax haven という単語でよく出会います。「租税回避地、税金が低かったり課税されない地域」という意味です。多くの船がイベリア船籍だったりするのも、そこがtax haven だからというわけです。

発音は heaven (天国)は ヘヴン、haven (港)は、ヘイヴンです。

ちなみに、つづりのeaは「エ」または「イー」と発音されることが多く、a は「エイ」または短い「ア」と「エ」の中間の音[ae]で発音されることが多いです。   

                                   

LEND, RENT, と BORROW
lendは不規則動詞で過去形はlent, 過去分詞もlentです。ここがまず、rentとまぎらわしいところですね。意味は「貸す」です。貸すものはお金でも、物でも可能です。慣用句でlend a ear (耳を貸す、耳をすます)、lend a hand (手伝う)などがあり便利な単語です。(コウビルド英英辞典より)

「耳を貸す」という表現は相手の耳をちぎりとって借りるわけではないのですが、同じ比喩的な表現が英語にも日本語にもあっておもしろいですね。

rentは「貸す」「借りる」両方の意味に使いますが、お金を代償にという条件がつきます。つまり、賃貸し、賃借りというわけです。rentは規則動詞なので、過去形、過去分詞形は共にrentedです。名詞形は家賃、レンタル料、などの意味があり、pay a rentのように使います。

お金を伴わずに借りるのがborrowです。持ち主の許可を得て、しばらく自分のところで使う時に用いられるので、日本語と用法が少しずれています。日本語で「お手洗いを貸してください」と言いますが、英語では“May I borrow your bathroom?”といったら相手がびっくりすると、よく会話の本で説明があるとおりです。英語ではトイレは相手の許可を得て使うのではなく、トイレはどこですか"Where is the bathroom?" ということの方が多いようです。どうしても、借りると言いたければuseを使い"May I use the bathroom?"といいます。

borrowはお金を銀行、友人などに借りる場合にも使えます。

LOSE と LOOSE
loseの発音はルーズ、動詞で、過去、過去分詞はlostですね。意味は「失う、なくす」です。
looseの発音はルースで、形容詞です。意味は「ばらばらの、ゆるい」です。
日本語のルーズリーフは、もとはloose leaf (ばらばらのページ)ルース・リーフからきています。ルーズ・ソックス(女子学生のダブダブソックス)も同様です。

あの人はルーズだというのも、英語の形容詞から考えればルースですが、これはもう日本語と考えた方がよいですね。女性についてlooseだというと、単に日常生活で時間を守らない、ものを整頓しないというだらしなさよりも、道徳的にだらしないという意味になるので日本語同様に用法に気をつける必要があります。