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同窓生インタビュー

「UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2017」グランプリ受賞をきっかけに、
絵描きとして全国で、世界で、活躍する河野ルルさんにお話を伺いました。

プリント

絵を描いて生きていくという 夢を見つけた世界旅行 人文学部 国際コミュニケーション学科 7期生(2010年卒)絵描き 河野 ルルさん

取材日:2018年7月9日

導かれるままに世界を旅する

絵を描くことを仕事としていますが、子どもの頃から絵を描いていた訳ではありません。もともとスポーツが好きで、大学時代はテニス一筋。東海学園大学を選んだのもテニスが強い大学だからというのが理由でした。

卒業旅行でバリ島を旅してから異文化に魅せられ、就職後はお金を貯めては海外を旅するという生活を繰り返していました。もっといろんなところを旅して、いろんな人に出会いたいと思うようになり、150万円の資金を貯めて、2015年2月に会社をやめて、アジアからヨーロッパ、南米まで、ガイドブックには頼らず、出会った人に導かれるままに世界中を旅しました。

目の前の壁に絵を描きたい

約7ヶ月が過ぎた頃、「死者の祭」が見たくてメキシコにたどり着きましたが、お祭りは2ヶ月後。気づいたらお金を使い果たし、それでもどうしてもお祭りが見たくて、宿で働き始めました。

しばらくして、こんなことをするために旅をしているのではないと悲しくなり、屋根の上でぼんやりとしていたら壁が見えて、そこに絵を描きたいと思ったんです。思い切ってオーナーに「壁に絵を描くから宿代にしてほしい」とお願いしたら、あっさりOK。

スケッチ程度しか絵の経験がなく、もちろん壁に絵を描いたこともありませんでしたが、上手に描ける気がして、心配はしませんでした。頭の中に広がるイメージを描いていく作業は楽しくして、しかも私の描いた絵を喜んでくれる人がいることがうれしくて。描き終わっては宿を移り、いろんな壁に絵を描くうちに、絵を描く仕事がしたいと思うようになりました。

運命が動き出したグランプリ受賞

運命が大きく変わったのは、2017年11月に「UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE」という、アジア各国からクリエイターが集い、作品を展示するだけでなく審査員や来場者と交流を図るアートフェスタでグランプリを受賞したことからです。

審査員をしていたアートディレクターをはじめ、いろんな人との出会いから次々に仕事が広がり、「第37回大阪国際女子マラソン」のポスターのメインビジュアル、大阪のラジオ局の13メートルの壁画、さらに埼玉で開催された国内最大規模の「国際バラとガーデニングショー」で、観客を前にステージで絵を描くパフォーマンスまで経験させていただきました。

大阪、名古屋での個展に続き、9月には東京での個展も予定しています。スポーツクラブの壁画や福祉施設の部屋の装飾、小学校でのパフォーマンス、台湾のイベント会場の壁画などの予定もあり、グランプリを受賞した瞬間から走り続けています。

絵の技術を学んだわけではないので、不安に思う時期もありましたが、さすがにグランプリをいただいたのだから、自信を持って絵描きとして歩んで行こうと思えるようになりました。

頭に浮かんだイメージを自由に描く

植物や動物など、生き物をモチーフに描くことが多いのですが、夜空いっぱいにきらめく満天の星、輝くような笑顔で喜んでくれる子どもたちなど、自分の経験したことから頭に浮かんだイメージを描いています。だからこそ、自分が楽しくなければ、誰かを楽しませる絵は描けないと思っていて、やったことがないことでも、やりたいことはチャンスがあれば、なんでも挑戦しています。

2018年6月には約3週間、自費でアフリカの小さな村の小学校に行き、ボランティアで壁画を描いてきました。バオバブの木を壁いっぱいに描いたのですが、子どもたちがそっと近づいてきて「ルル、ビューディフル!」と笑顔で喜んでくれて、本当に感動しました。

壁画を描き続けること、世界で個展を開くこと、そして、子どもたちや喜んでくれる人たちのために絵を描いて元気を届け続けること、それがこれからの目標です。

絵描きとして活躍する河野さんからのメッセージ

大学4年間はとにかくテニス一筋。絵を描き始めたのは2012年頃からで、大学時代に絵を描いたことはありませんでした。2015年12月に「絵を描いて生きていく」という夢を描いて日本に帰国してからグランプリを受賞するまで、仕事もなく不安ばかりの頃、「この人に会うといいよ」「こんな話があるよ」と、気に掛け、支えてくれたのはテニス部の恩師や仲間でした。
大学時代に一つのことに打ち込んだ経験は、今の私のバイタリティにつながっています。

私の場合は絵ですが、卒業後、どんな仕事をするにしても、一人でできる仕事はありません。
どれほど旅をしても、世界中すべての場所には行けないし、世界中すべての人には会えません。こんなに広い世界で出会った人たち、たどり着いた場所は、本当に縁あってのことだから、その縁をこれからもずっと大切にしたいと思っています。

これまでの作品、今後の活動の情報など

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