2026年1月23日(金)から25日(日)までの3日間、台湾・旗津区にて、日台学術交流イベント《旗津海造》が開催され、本学は共催として参画しました。本イベントは、海事技術や海事文化をテーマに、日本と台湾の研究者、職人、地域関係者が交流する実践的な学術・文化イベントです。
初日の1月23日には、「台日港から技藝の生活現場へ」をテーマとしたフォーラムが行われました。冒頭では主催者である李怡志氏、共催者である吳涵瑜氏による挨拶があり、続いて李氏より台湾における大漁旗の歴史とアートプロジェクトについての基調講演が行われました。
フォーラム前半では、日本と台湾の大漁旗の特徴について、制作に携わる技術者による講演や座談会が行われました。後半では、伝統文化を活かした地方創生と大学の役割をテーマに話題提供が行われ、本学からは心理学部 牧野暁世准教授が「日本の大漁旗の色彩研究と地方創生」について発表しました。また、国立中山大学の吳亦昕准教授からは、「高雄港におけるまちづくりの戦略と課題」についての発表がありました。最後には来場者も交えた総合討論が行われ、活発な意見交換がなされました。
会期中には展示も実施され、会場は「海上識別区」「船業職人区」「材料再生区」「海事生活区」の4つのゾーンで構成されました。造船所で使われる道具や部品、木製の梯子などを展示に取り入れ、17名の職人による作業風景や制作物が紹介されました。各ゾーンでは、職人自身が来場者に向けて活動内容や将来の展望を語り、交流を深めました。
参加者は、造船技術や大漁旗工芸、海産物を活かした食文化、繊維やイラストレーションによる表現活動、大学での研究や若者育成など、幅広い分野から集まり、3日間で延べ約60名が参加しました。
本事業は、旗津地域の若手メンバーが中心となり、企画立案から文章作成、展示構成までを丁寧に進めて実現したものです。海事文化を「暮らしの中で受け継がれてきた技と知恵」として捉え直し、次世代へとつなぐ実践の場となりました。今後は巡回展示も予定されており、台湾各地や日本を含む地域間連携へと発展していく計画です。
本学は本事業への参画を通じ、地域文化と学術研究を結びつける国際的な交流を今後も積極的に推進していきます。
実施体制
指導機関:国家発展委員会
主催:旗津大港校(時地設計/山津塢/時選製物)
共催:国立中山大学 USR 城市共事館プロジェクト、東海学園大学心理学部、亀﨑染工㈲
協力:国家発展委員会 地方創生南部支援センター
関連ページ:技工舎 https://cijinbase.com.tw/news/






