学部の特色
人文学とは
広義では、自然科学に対する精神科学を意味します。
すなわち、実社会において、自分がどうあるべきかを問う学問であり、
人や文化を学び取ることで、未来を拓いていく力を養います。
5つの領域で創造表現や言語力を磨き憧れの職業に近づく

学びの特色
- 5つの領域の科目が自由に選べるオープン履修方式
- 5つの領域の科目から自由に選べる履修方式を採用。興味・関心に合わせた多角的な学びで、広い視野を育みます。
- 免許・資格取得プログラム
- 特定の進路や目的に沿った専門のカリキュラム。身につけたスキルは職業人としての教養となり着実に夢へと近づきます。
- スペシャリスト揃いの教員
- 現場の第一線を経験している教員が登壇します。憧れの職業に向けた具体的な指導によって高い専門性が身につきます。
学部の学び
4年間の学びの流れ
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1年次
- 視野を広げる
- ●人文学の基礎知識を修得
- ●オープン履修方式で幅広く学ぶ
- ゼミ(演 習)
- 大学での学び方を学ぶ
- 免許・資格取得プログラム
- 教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
-
2年次
- 専門領域を見極める
- ●人文学の専門知識を修得
- ●専門領域の基礎を学ぶ
- ゼミ(演 習)
- 研究の基礎を学ぶ
- 免許・資格取得プログラム
- 教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
-
3年次
- 専門研究に取り組む
- ●専門ゼミで研究を開始
- ●他領域の科目で視野を広げる
- ゼミ(演 習)
- 専門研究に取り組む
- 免許・資格取得プログラム
- 教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
-
4年次
- 卒業論文・制作に取り組む
- ●専門ゼミで研究を深める
- ●卒業論文・制作に取り組む
- ゼミ(演 習)
- 卒業論文・制作
- 免許・資格取得プログラム
- 教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
学べる領域
5つの領域
オープン履修方式で、5つの領域の科目を自由に組み合わせて学べます。すべての領域で免許・資格の取得が可能です。
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メディア・映像領域
- アナウンサーや映像制作者、図書館司書などをめざす
- メディア文化の研究や、学内スタジオを使用した映像制作を行います。新聞や放送、出版、広告のマスコミ・ジャーナリズムの理論と現場を学びます。
- 履修モデル(メディア・映像領域中心)
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マンガ・キャラクター領域
- マンガやキャラクターを通して知性と感性を磨く
- 現役マンガ家の指導によるマンガの制作・研究で自己の表現方法を探求。ジャンルやメディアを超えて「ヴィジュアルな文化」を体得します。
- 履修モデル(マンガ・キャラクター領域中心)
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創作文芸領域
- 作家や出版・広報スタッフに必要な創造力を養う
- 幅広い文芸作品を学ぶ講義や、現役作家の指導をふまえて「創作」に挑戦。文章を読み解く力、書く力、個性的な発想を磨き、創造力を養います。
- 履修モデル(創作文芸領域中心)
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日本語・日本文学領域
- 国語教諭(中学・高等学校)日本語教員などをめざす
- 日本語・日本文学を深く学び、読解力を養いさらに理解を深めます。国語教諭の教員免許状、日本語教員資格取得をめざします。
- 履修モデル(日本語・日本文学領域中心)
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国際・文化領域
- 学芸員などをめざす
- 諸国の文化を学ぶことで、日本文化への造詣を深めます。また英会話などでコミュニケーション力を習得。学芸員などの資格取得も支援します。
- 履修モデル(国際・文化領域中心)
免許・資格取得プログラム
将来の目的や進路に合わせて選べるカリキュラム
- 教職プログラム
- 教員免許状取得と教員採用試験合格のためのプログラム。キャリア開発センター(CDC)を中心に、ガイダンス、相談、教育実習の支援などを行い、講座、講演会などで試験合格をバックアップします。
- 図書館司書プログラム
- 図書資料をはじめとする情報の収集・保管、利用者への提供方法や、図書館サービスの意義を学びます。資格取得の過程で身につけるスキルは図書館以外でも広く活用できます。
- 学芸員プログラム
- 専門科目の履修と、実際の美術館や博物館における実習によって、資格と専門知識の修得をめざします。大学院へ進学して研究を深めていくための指導も行っています。
- 日本語教員プログラム
- 日常会話や文章だけでなく文法や日本語の歴史、国際情勢なども学修。歴史・文化・習慣の異なる人への指導・交流方法を学びながら、国際人としての教養を身につけます。
創作表現が磨かれる環境
現役マンガ家のもとでプロをめざす

制作活動に集中できる最新鋭の設備を完備
創作意欲を刺激する充実した学修環境で卒業後を見据えた実践的な学びを支援します

スタジオ
各種カメラや音響機器、プロ仕様の映像編集ソフトを備えた実習室です。本格的な設備を使用しながら、映像制作を実践的に学ぶことができます。

マンガ制作室
アナログ制作だけでなく、カラーリングやデータ化などデジタル処理にも対応。「少年ジャンプ+」に作品が掲載された学生も輩出した、プロをめざせる環境です。
身につく力
- 表現力・
クリエイティブスキル - 適切な言語表現や映像表現を用いて創造、表現できる力
- コミュニケーションスキル
- 的確に読み、書き、聞き、話し、また、プレゼンテーションできる力
- 問題発見・解決能力
- 問題点を発見し、さまざまな情報に基づいて解決できる力
カリキュラム
人文学部 人文学科
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シラバス
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カリキュラム
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教員一覧
目標とする免許・資格
- 中学校教諭一種免許状(国語)
- 高等学校教諭一種免許状(国語)
- 小学校教諭二種免許状(玉川大学通信教育課程)
- 学校図書館司書教諭
- 図書館司書
- 学芸員
- 日本語教員
協定校(玉川大学教育学部教育学科)の通信教育課程を履修、単位修得することにより小学校教諭二種免許状を取得できます。
※認定団体の都合により、資格名称・内容などが変更されることがあります。
進路実績
製造業
飯島製本 / 石塚硝子 / カネ美食品 / 旭洋 / 三甲 / 新日本印刷 / 大和冷機工業 / メニコン
商業・流通業関連
愛知トヨタ自動車 / 愛知日産自動車 / 愛知日野自動車 / イオンリテール / オンワード樫山 / 兼松コミュニケーションズ / キクチメガネ / 京セラインダストリアルツールズ販売 / スギ薬局 / スギヤマ薬品 / ゾフ / 中部薬品 / 富山日立 / 名古屋トヨペット / バロー / ビックカメラ / ブリヂストンタイヤジャパン / 丸善ジュンク堂書店 / ユニー / リオグループホールディングス / レッドバロン
サービス業関連
愛知健康増進財団 / 都市環境整美 / 西尾レントオール / レンタリース東海
建設・不動産関連
大和ハウスリフォーム / 東建コーポレーション / ミニミニ
通信・運輸業関連
伊那バス / 東亜システム / 名古屋鉄道 / 日本郵政グループ / 富士ソフト
金融・保険
豊橋信用金庫 / 名古屋銀行 / 各JA
公務員・教育関連
愛知県高等学校教諭 / 岐阜県高等学校教諭 / 神奈川県中学校教諭 / 長野県中学校教諭 / 大阪府小学校教諭 / 椙山女学園大学 / 岡崎市役所 / 愛知県警 / 自衛隊 / 軽自動車検査協会 / 名古屋市文化振興事業団 / 三重県社会福祉協議会
大学院進学
愛知学院大学大学院 / 愛知淑徳大学大学院
ゼミ
ひとつのテーマを掘り下げることで
日本美術を巡る歴史・文化を知り、
研究の入口へと導きます。

見ること、感じること、調べること。
そのプロセスを大切に、
指導していきます。
日本美術史における仏像や絵画など、自分の興味に沿ったテーマを自由に選び探求するゼミです。学びの基本は、見ること、感じること、調べること。美術館や博物館巡り、寺社へのゼミ旅行などにも出かけ、作品観察を通して興味と知識を深めていきます。好きな作品、感動した作品を徹底して追求することでその背景にある歴史や文化が見えてくるはず。そして見つけた研究テーマを卒業論文にまとめます。文献を徹底的に調べ、読み込み、情報を積み上げながら、1年かけてじっくり取り組む。そのプロセスを大切に指導していきます。その過程で得られるのは、調べることの面白さ、発見する喜び。研究を成し遂げた達成感は、社会に出た時の大きな自信となるはずです。また、ゼミの学びを通して身に付けた知識、美術の見方や楽しみ方は、生涯の財産になるでしょう。
仏像を細部にわたって測定し、専門用語を使って形状を説明。学生たちは、講義で学んだ基礎知識をもとに時代や名称などを実証的に推察。修理の跡や傷など細かい部分もチェックして、文化財を見る目を養う。

先輩の声

詩歌創作や文学研究に
打ち込みながら、
公務員になる未来を
見据えて前進の日々。
人文学部 人文学科 2年
青木 彩夏さん
愛知県立幸田高等学校出身
~夢実現をめざす学びの計画~
- 高校3年生
- 文芸部で始めた俳句創作を詳しく学びたいと思い、創作文芸領域を中心に幅広い知識が得られる人文学部へ。
- 大学1~2年
- 5つの領域から自分の興味に合わせて授業を選択・履修。芥川賞受賞作家の先生にご指導いただける授業も履修。
- 大学3年〜
- 「日本語教員」資格取得に必修の実習が本格化。就職に向けては、公務員サポ―トプログラムで公務員試験対策を万全に。
創作の幅を広げる多彩な授業
高校の部活動を通して俳句を詠んだり趣味で小説を書いたりしてきましたが、専門的に学ぶ機会には恵まれませんでした。人文学部の学びは、そんな私の創作の幅をぐんと広げてくれます。特に、詩歌に関する基礎知識を学んで俳句創作も行う「詩歌創作」の授業は、創造力を伸ばしてくれました。「日本語文法」では、いかに間違った言葉遣いでこれまで過ごしてきたかを実感し、正しい日本語で創作する姿勢が身につきました。
興味に合わせて5領域から授業を履修
人文学部の学びの5領域のうち、私は創作文芸領域を中心に履修しています。授業は、興味に従って領域をまたいで自由に受けられます。メディア・映像領域の「メディア・リテラシー」では、さまざまなメディアの創造の裏側を探る授業。テレビ番組の制作意図を読み解くなど、映像制作の視点を知りました。マンガ・キャラクター領域の「マンガ・アニメーションの歴史」で得た知識も、文学作品の解釈に役立っています。
学び&キャンパスライフ
公務員の素養として言語力を磨く
「日本語教員」資格の取得をめざしています。指定の授業を履修することで大学卒業時に取得できる資格です。英語や中国語、フランス語の授業も履修しながら語学的にも文化的にも視野を広げ、美しい言葉を通して地域の魅力を広く伝えられる公務員になりたいと考えています。
文学研究のサークルを立ち上げたい
文学作品の考察や解釈を学ぶ授業である「日本近代文学史」の履修をきっかけに、文学を研究する面白さに目覚めました。もともと自分で文学系のサークルを立ち上げたいという思いがあり、一念発起。正式なサークルとしての認可はこれからですが、すでに準備と活動を始めています。

人文学部のポリシー
人材養成の目的
人文学部は、社会や文化を理解し、創造力とコミュニケーション能力を養うことで、地域社会の諸方面で職業人として活動する実践力をそなえた人材の養成を目的とする。
ディプロマ・ポリシー
(卒業認定・学位授与方針)
1、「知識・理解」
- 人間や人間の営みを理解するために必要な幅広い教養を身につけている。
- 創造表現、言語、文化の各分野における基本的な知識・技能を体系的に身につけている。
- 日本や外国の多様な文化、思想について幅広く理解することができる。
2、「汎用的技能」
- 日本語及び外国語を用い、的確に読み、書き、聞き、話すことができ、効果的なプレゼンテーションができる(コミュニケーション・スキル)。
- 適切な言語表現や映像表現を用いた創造的な活動をすることができる(クリエイティブ・スキル)。
- 情報を適切に収集・分析し活用するとともに、効果的に発信することができる(情報リテラシー)。
- 古典から現代文学、マンガ、映像、言語、芸術、芸能、さらには国際文化についての知識や情報を整理し、順序立てて説明することができる(論理的思考力)。
- 創造表現、言語、文化の各分野における問題を発見するとともに、さまざまな情報に基づいて、専門的な見地からこれらの問題を解決できる(問題解決力)。
3、「態度・志向性」
- 自分を律して行動し、何事にも誠実に精一杯の力で取り組むことができる(自己管理力・勤倹誠実)。
- 他者から学ぶ姿勢をもち、共に生かし合いながら仕事や研究を進めることができる(チームワーク・共生)。
- 職業人としての倫理観・使命感を身につけるとともに、社会に貢献する意欲と目的意識を持ち、国際的感覚をもって行動をとることができる(倫理観・社会的責任)。
4、「統合的な学習経験と創造的思考力」
卒業研究や卒業制作を通して、自らが立てた新たな課題を解決することができる。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施方針)
人文学部では、社会や文化を理解し、創造力とコミュニケーション能力を養い、地域社会の諸方面で活動できる力をそなえた人材の養成を目的としている。この目的を達成するために、「専門科目群」「演習科目群」及び「免許・資格関連科目群」の3つのカリキュラムを配置する。
「専門科目群」は基礎科目と専門科目から構成される。基礎科目では、人文学の基礎となり、就職支援にもつながる科目を開講する。専門科目は、「メディア・映像」「マンガ・キャラクター」「創作文芸」「日本語・日本文学」「国際・文化」の5領域に分けられ、それぞれの専門分野についての知識、技能を習得する。「メディア・映像」「マンガ・キャラクター」「創作文芸」の3領域では、言語・映像・音声による創造表現と作品・作家研究に関する科目のほか、批評に必要な知識や技能を習得する科目を開講する。創造表現に関する基本的な知識・技法を体系的に学ぶことで、より高度な創造的思考力を身につけていく。「日本語・日本文学」「国際・文化」の2領域では、日本や外国の多様な文化、思想、歴史について幅広く理解する科目のほか、日本語や外国語によるコミュニケーション・スキルを習得する科目を開講する。これらの科目を学ぶことで、言語、芸術・芸能、さらには国際文化についての知識や情報を論理的に分析し、表現する能力を身につけていく。
「演習科目群」は、1年次から2年次までの「基礎演習」と3年次から4年次までの「専門演習」で構成される。「基礎演習」では、スタディ・スキル、コミュニケーション・スキルなど、基礎的なスキルを学ぶ。幅広い教養を修得し、専門分野への導入と専門的な学修への基礎作りを行う。
「専門演習」は3年次に少人数のゼミに所属し、それぞれの分野で専門的知識・技能の深化を目指していく。4年次には、これまでの創作や学修の集大成として、卒業研究、卒業制作を完成させ発表する。ここで目指すのは、自己表現にとどまらない、他者に感動や影響を与える表現力であり、自らが立てた新たな課題を解決する能力である。
「免許・資格関連科目群」では、中学校・高等学校教諭(国語)、学校図書館司書教諭の免許取得、司書、学芸員、及び日本語教員の資格取得に対応した科目を開講している。
アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)
「知識・技能」
- 1. 高等学校の教育内容を幅広く学んでいる。
- 2. 創造表現、言語、文化に関わる領域を学ぶために必要な国語力を身に付けている。
- 3. 社会と人間とのかかわりを文化や歴史の視点を通して理解する力を有している。
「思考力・判断力・表現力」
- 4. 知識を応用する力とものごとを論理的に思考する力を身に付けている。
- 5. 文化の創造や表現に取り組むことのできる好奇心をもっている。
「主体性・多様性・協働性」
- 6. 人間や文化に関わる多様な学びについて興味、関心を抱いている。
- 7. 自ら将来の方向性を見出し、他者と協力して社会に貢献しようとする意欲がある。
東海学園大学、全学共通の各ポリシーは下記をご覧下さい。