令和４年度健康栄養学部栄養学海外研修が令和５年３月２日から８日まで真夏のオーストラリアで開催されました。この研修は健康栄養学部独自の企画で、栄養学海外研修を通し、他国の人々と交流を図りながら、語学力を磨き、多文化共生力を高め、諸外国の管理栄養士の役割、食文化の違いを直に学習することを目標としています。
最初にスポーツ栄養士による講義を受講しました。管理栄養士である Ms. Emily Henryさんは、オーストラリアでも数少ないAustralian Institute of Sport(AIS)と呼ばれる世界的にも有名な国立スポーツ研究所での勤務経験を持ち、現在はアスリートに対してのダイエット (食事）指導を行っています。オーストラリアでのスポーツ栄養士の仕事内容や実際にどう栄養指導しているかの講義を受けました。スポーツ栄養に興味のある学生が多く、予定していた時間を大幅に超えて、次々と質問していました。Brisbane市内の町並みを散策したり、スーパーや百貨店での買い物を体験しました。
Griffith University栄養学科では、オーストラリアでの管理栄養士養成校の様子やグリフィス大学の学生との意見交換ができました。
オーガニック専門スーパーマーケット（Market Organics Southport）では、有機食材・栄養サプリ等の講義を聞いたり、店内見学を行いました。オーガニックなど自然に配慮した食品が人気だそうで、この店では、栄養士や自然療法士の方もおられ、直接お話が聞けました。
高齢者向け食事デリバリー会社（Caring Cuisine）では、高齢者・食事制限のある家庭への給食提供現場を見学しました。この３月より社名を変更して、配達範囲も広がったそうです。様々な利用者に配慮した栄養バランスの摂れた食事の提供を行っていました。

３年ぶりの栄養学海外研修でした。初めて海外に行く学生もおり、不安もあったかと思いますが、日本では経験出来ない貴重な体験が出来たと思います。帰国後はこの貴重な経験を授業や実習、就活で是非活かして欲しいと思います。
なお、この栄養学海外研修の様子は、オープン・キャンパス、学びの体験講座や大学祭でも発表予定です。実際に参加した学生から直接話が聞ける貴重な機会ですので、是非参加をお待ちしています。