1年次で開講している基礎演習Ⅱでは、11月1日（水）、8日（水）と２週連続で、各分野の現場で活躍する管理栄養士による講演会を開催しました。
　１日は、臨床分野で独立行政法人国立病院機構 東名古屋病院の主任栄養士の小野田慎平先生、スポーツ栄養分野で株式会社トゥエンティーフォーセブンの榊原敦先生の講演を聴講しました。８日は、食品分野でキリンビバレッジ株式会社の大井梓先生、ドラッグストア業界からは株式会社ユタカファーマシーの専門家推進課管理栄養士主任の北原朱香先生に講演をお願いしました。四人とも本学管理栄養学科の卒業生です。
 
　小野田先生からは、病院で働く管理栄養士の業務紹介のお話があり、給食業務と臨床業務の両方が大切で、高齢患者様の増加により栄養サポートが重要になってきて栄養士が積極的に介入してメディカルスタッフとしての立場を確立していくことの大切さを多くのスライドで説明していただきました。コミュニケーション能力、積極性、知識、栄養マネジメントスキルなど多くの経験から得られたお話を聴講しました。
 
　榊原先生からは、業務内容のお話、公認スポーツ栄養士についてのお話がありました。公認スポーツ栄養士を取得することでトレーニングの知識が身につく為、他のスポーツスタッフとの連携がとりやすく、またアスリートとの意思疎通がしやすくなり、栄養面での総合的提案力が身につくなどのお話を聴講し、講演の後、実際の運動指導も実践してくださいました。

　大井先生からはキリングループの活動、業務内容・管理栄養士としての仕事や未病領域への取り組み、キリングループと免疫研究の取り組み、腸内環境についての取り組みなど幅広い内容の講演でした。また就職活動についての体験談として自己分析や業界分析など学生時代にしておくべきことも丁寧にお話いただきました。
 
　北原先生からは、ドラッグストア業界、業務内容、管理栄養士主催のイベントやレシピ作成、YouTube動画配信としてドラッグユタカ公式チャンネルの開設についてなど大変興味深い内容のお話がありました。学生時代にやっておくこととして、「人とのつながりを大切にする」「やるべきことはやる」「たくさん遊ぶ」など楽しい学生生活のお話がありました。北原先生は、大井先生と同じゼミの1年先輩にあたり、現在お仕事で一緒にご活躍されているそうです。
 
  いろいろな分野で活躍される先輩のお話は、学生たちにとって将来を考える上で、貴重な機会となり、会場からも多くの質問がでてとても充実した時間となりました。
　キリンビバレッジ株式会社様からは「おいしい免疫ケア」をお土産にいただきました。