11月20日（月）、調理学授業で、サンエイ糖化株式会社の人事総務課係長の野田伸介様による講義を受講しました。初めに食品業界の特徴について、生活に欠かせない身近な商品であるため、景気に影響されず業績が安定しているメリットと、食品のため、万が一自主回収などの不祥事が起こるとダメージを大きく受けやすいデメリットがあることを教えて頂きました。
　サンエイ糖化株式会社様では、日本でトップクラスの医療用ブドウ糖の製造技術があり輸液用ブドウ糖の全国シェア85％を占め、日本の医療の仕組みを支えていること、バイオ事業として乳酸菌受託培養を行い、濃縮・粉末化する技術を持っていること、Caなどの苦味を緩和し、果汁とも相性をよくした糖と酸の両方の性質をもつオリゴ糖酸の開発をされていることなど、幅広くとても興味深いご紹介がありました。また、食品メーカーの職種として研究職、品質管理、製造、営業などがあることのご説明があり、仕事選びのポイントや今後の就職活動への準備として、大学生活の中で、自己分析し、採用されやすいエントリーシートや面接でのアピールの仕方などを、くわしく教えてくださいました。
　聴講した１年生の学生たちにとっては、将来の目標や進路について、大変参考となるお話であり、熱心にメモをとりながら３，４年生においての就職活動のイメージを膨らませていました。