健康栄養プラザ 本コース講座 「そばの機能性とそば打ちを楽しむ」講座を実施しました
仁科教授による講義
令和5年11月25日(土)に健康栄養プラザ 本コース講座を実施しました。今回は「そば」をテーマとして、仁科淳良教授による講義と、なごやそば打ち会様にご協力いただきそば打ちの体験を実施しました。一般市民14名の参加があり、にぎやかな講座となりました。
仁科教授の「そばの機能性」の講義では、そばの生産量、原産地、栽培、そば粉の種類などのそばの基礎知識や栄養成分についての話がありました。栄養成分では、他の穀類に比べて、アミノ酸スコアが高く、ビタミンB1、食物繊維、高血圧予防作用のルチンが多く含まれていること、ビタミンB1はそばをゆでるとゆで汁中に溶け出るので、そばがきや、そば湯を利用するのがよいとのことでした。
次に、なごやそば打ち会様によるそば打ちの実習を行いました。今回は初心者向けで、扱いやすいようにそば粉と小麦粉を7:3の割合で混ぜた粉を使用しました。そば粉に3回に分けて水を入れてよく混ぜます。混ぜるときには指を立てて混ぜる、そば粉が動いていない部分を作らないのがコツとのことでした。最初は粉の色は白かったですが、根気強く混ぜていくうちにそばの色に変わり、そばの香りがして、生地が上手くまとまってきました。まとまった生地は、同じ厚さに四角く伸ばして麺状に切り、ゆでた後、冷水でしめて盛りそばにしました。そばの切れ端は、小さく切って素揚げにし、塩をかけておいしくいただきました。参加された方は苦戦しながらも楽しくそば打ちの体験をされておりました。
今後も、東海学園大学健康栄養学部では、地域の住民の方に向けた実践的に役立つ食と栄養の講座を企画していきます。
なごやそば打ち会様によるそば打ち実習
そば粉に水を混ぜている様子
そばを切っている様子