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経営学部
2024.05.20

成田ゼミ2年(総合演習Ⅰ)の「ルールとマナーを考える」演習で名古屋刑務所を訪問


 経営学部成田ゼミ(2年)では、「ルールとマナーを考える」をテーマにした演習での研究の一環として、三好キャンパスと同じくみよし市にあり、府中、大阪と並ぶ日本最大規模の男子刑務所である名古屋刑務所での受講と所内見学を5月16日㈭に実施しました。

 講義では、施設の歴史から始まり、現在でもバンテリンドーム7個分もある広大な敷地は、かつては本学の横の道路のところまでひろがるはるかに広大な敷地であったこと、受刑者の1日の説明、重犯者や心身に障害のある者、外国人などで構成され、近年収容者数が激減するなど大きく様変わりしている現状について学習しました。高齢化が進み介護的な要素など刑務官に求められる職務内容が高度化するにつれ日々学習が必要であること、職業としての刑務官の魅力についても伺いました。

 またその後、医療重点施設のため最新鋭の高度な医療設備が整っている部屋や、社会復帰に向けた刑務作業の様子、3度の食事の見本(刑務所で作られるレーズンパンはとてもおいしく、10月の矯正展で食べられるそうです)、週3回利用できる浴場、単独室、体育館、などを見学。学生たちは普段見ることのできない”塀の中から見た塀”の高さに驚く一コマも。

 今後学生たちはそれぞれがルールとマナーについての考えを深め、なぜルールが必要なのか、ルールではないのにマナーはなぜ必要なのか、何のためにあるのか、を自分の体験や今回の学修内容を踏まえたレポート作成に入ります。
 
 本演習にあたり、実践的研究の貴重な機会を与えてくださった名古屋刑務所長、調査官以下、多大なご協力をいただいた職員の皆様方に心より感謝申し上げます。

※写真一部同所HPより引用。