名古屋市農業センター 夏のイベントに参加しました

8月12日(月・祝)16日(金)の二日間、名古屋市農業センターdelaふぁーむのイベント「農業センターで納涼せんか?」に、延べ30名の心理学部生が参加しました。
連日38℃39℃の猛暑日でしたが、心理学部のブースに訪れてくれた方は二日間合わせて約200名。生まれて数か月の赤ちゃんから小学生まで、多くの家族連れが参加してくださいました。
今回の内容は、子ども向けの「回転混色コマ」「ビーズのアクセサリーづくり」大人向けの「性格検査」で、興味のあるコーナーに参加してもらいました。
小さい子どもに一番遠い存在が大学生と言われています。われらが心理学部の学生も御多分に洩れず、目が合っただけで大泣きされてしまったり、全く別な遊びをはじめてしまったりする子どもたちに、戸惑いながらも笑顔で一生懸命話しかけておりました。より分かりやすく説明しようと言葉を選んで話したり、付き添いのご家族の質問に答えたりと、キャンパスでは得られない経験をさせてもらいました。
朝9時頃から準備を始め、16時半に解散する頃にはスタッフ一同グッタリとしており、相当気を遣ったことが見て取れました。何よりも、慈しみの心をもって人に接することができる学生たちに誇りを感じました。
以下、各コーナーの様子です。
「回転混色こま」
回転によって起こる不思議な視覚現象を体験できる「回転混色こま」では、円盤に好きな色を塗ってもらい、実験用木製こまにはめて、どんな色が見えるか実験してもらいました。オープンキャンパスでは高校生向けに展開される内容ですが、今回小さな子ども向けに家庭でも楽しめるよう、ブンブンごまにして持って帰ってもらいました。木製こまもブンブンごまも、回すのにコツが要ります。学生に教えられながら何十分もチャレンジしていた子もいました。回せた時の笑顔が印象的でした。
「ビーズのアクセサリーづくり」
こちらは子ども向けに設定したコーナーで、男の子女の子問わず大人気でした。それぞれ選ぶ色が違って、色彩心理学を学ぶ学生にとっては興味深い作品制作だったのではないでしょうか。
嬉しくて身に着けていたら弾けてしまい作り直しに戻る子や、なかなかビーズを紐に通せない子もいましたが、学生が笑顔でサポートしていました。2連ネックレスのような大作を長時間かけて作った子もいました。
「性格検査」
「人間の基本的な性格は5つの要素から成り立つ」とされるゴールドバーグの学説「ビッグファイブ理論」を基に、東海学園大学心理学部が作成した性格検査です。来場の方からは、「やってみたかった。」「大変興味がある。」といったご意見をいただきました。小さな子ども連れの方は、なかなか側を離れることができず、保護者の方が性格検査の間に大泣きしてしまった子を、学生が代わる代わる必死であやす場面がありました。子育ての大変さも実感できました。参加された方々は、学説や検査について説明する学生の話に、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。