11月26日 (水) 、2022年に卒業された下村宝先生にご講演いただきました。下村先生は町民と直接関われる公務員の仕事に魅力を感じ、明和町役場に入庁されました。こども課にてこども園や保育所での給食経営管理、食育、子育て支援センター講座などを担当されています。ワークを取り入れた講演内容は「５歳児対象の食育」についてです。自分だったらどのように伝えるかを考えさせるものでした。難しい言葉がわからない５歳児にどのように伝えるとよいかを具体例を挙げて説明くださいました。後半はこれから大学４年間をどのように過ごすとよいかをご自身の体験をもとに話していただきました。その後は３名の学生から、「公務員としての姿勢や地域住民との関わり」、「食育活動での成果」、「子供に説明するときに気をつけること」などの多くの質問を受けましたが、大変丁寧に回答していただきました。
管理栄養士は人の立場に立って考えられることが大切であること。また、正解がないことに向き合う仕事のため、自分が納得できるまで考える力やそれを伝える表現力が必要になると教えていただきました。
今回が第５回となる1年生の基礎演習Ⅱでは、学生が将来の進路を考えるうえでの参考となるよう、様々な職域で活躍する卒業生のお話を聴く機会を設けています。