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健康栄養学部
2017.06.25

第6回日本栄養改善学会東海支部会学術総会で健康栄養学部4年生、卒業生が研究成果を発表しました。

栄養改善学会に参加した4年生と中出先生
栄養改善学会に参加した4年生と中出先生

 

  6月25日(日)ウィンク愛知で開催されました第6回日本栄養改善学会東海支部会学術総会で、健康栄養学部の4年生2グループ、卒業生1グループが、日頃の研究成果を発表しました。

 小宮史織ら(寺嶋ゼミ)は、鶏卵を用いたコレステロール負荷による血清脂質への影響と大学生の血清脂質検査値」について発表しました。2015年の日本人の食事摂取基準では、コレステロールの摂取基準値が廃止されましたが、鶏卵摂取とコレステロール値の関係はどうなっているのかを自分たちで確かめました。その結果、1日5個の鶏卵を全卵と卵黄のみの2群に分けて2週間摂取すると、血中コレステロール値は多少の変動はあるものの、卵黄のみでは軽度の上昇、全卵では微増する事が分かりました。今まで、鶏卵は1日1個までが常識で、それ以上摂取するとコレステロールが著明に上がるといわれてきたことが、健常者にとっては、実はあまり根拠のないものであったことが実証されました。

 また、鈴木清香ら(中出ゼミ)は、「大学生の朝食欠食に関する要因の検討」を発表し、今年春卒業した元兼平ゼミ生の後藤美裟紀(富士産業勤務)、今場恵莉(グリーンハウス勤務)らは、「品質改良酵素剤を用いた嚥下食調理の検討」について発表しました。

 以上3演題には、活発な質問が寄せられ、質問によっては言葉に詰まりながらも丁寧に回答をしていました。また質問者からは、「たいへん興味深い研究」、「今後の研究結果が楽しみ」などの高い評価が寄せられました。今後、さらなる研究や考察を加えて、卒業論文作成や発表会に、そして栄養関係の学会に臨みたいと思います。

 このように東海学園大学 健康栄養学部では、教員のみでなく学生も積極的に学会発表を行って、自分たちの研究成果を公表しています。

いよいよ発表です、ちょっと緊張しています

お昼休みにパチリと記念写真