〈2020年度〉放射線教材コンテスト「特別賞(ディスカバリー・ジャパン賞)」「優秀賞」受賞!
〈2020年度〉放射線教材コンテスト「特別賞(ディスカバリー・ジャパン賞)」に瀬角唯斗さんと牧原和美さん!「優秀賞」に瀬角唯斗さんと牧原和美さん!、鈴木望友さん!
公益財団法人日本科学技術振興財団主催の放射線教材コンテスト(実行委員長、帝京大学医療技術学部教授 鈴木崇彦先生)に参加しました。夏休み中、放射線に関する学習や実験(簡易放射線測定器や霧箱の実験)を行ったうえで、小学生が放射線について学ぶための新しい教材を開発しました。東海学園大学教育学部からは2件(1件目:瀬角唯斗さん(3年)、牧原和美さん(3年)、2件目:鈴木望友さん(3年))が入選(応募総数101件)し、全国大会に出場しました。その結果、いずれも優秀賞を受賞しました。さらに、瀬角唯斗さん、牧原和美さんは、特別賞(ディスカバリー・ジャパン賞)を受賞しました。なお、特別賞は、最優秀賞、優秀賞とは別途選考され、他の賞と重複して授与される場合があるという条件のもとで表彰される賞です。
【指導の山岡武邦先生のことば】
放射線に関する基礎知識を学ぶために、主に夏休み中、オンラインや面接での講義や実験を通じて、理解した知識を活用して、小学生向けの優れた教材を作ることができたと思います。その甲斐あって、東海学園大学教育学部からの作品2件が、入選以上に入り、全国大会に出場することができました。2件とも優秀賞を受賞しましたが、そのうち1件は、特別賞(ディスカバリー・ジャパン賞)をあわせて受賞しました。 今回、学んだ教材開発の手法は、他分野でも応用可能だと思います。今回の受賞を励みに、卒論研究などでも、その手法を用いて、昆虫分野とか植物分野とか、小学校で活用できる効果的な教材をどんどん開発していってほしいと思います。
写真1 優秀賞(特別賞・ディスカバリー・ジャパン賞)
左から 指導した山岡武邦先生、牧原和美さん、瀬角唯斗さん
写真2 優秀賞
左から 山岡武邦先生、鈴木望友さん
優秀賞(特別賞・ディスカバリー・ジャパン賞)(左) 優秀賞
図1(左) 瀬角唯斗さん、槙原和美さんの作品
図2 鈴木望友さんの作品
1 【特別賞(ディスカバリー・ジャパン賞)】及び【優秀賞】 外部被ばく低減ゲーム「距離、遮へい、時間」 3年 瀬角 唯斗 3年 牧原 和美 ※ 外部被ばくの低減三原則「距離、遮へい、時間」について考えさせる外部被ばく低減ゲームを開発しました。立体的に作成することで放射性物質からどの程度距離をとっ ているのかを視覚的に確認しながらプレイできるという特徴があります。 2 【優秀賞】 放射線教材用カードゲーム「この子だぁれ?」 3年 鈴木 望友 ※ 謎生物ナンジャモンジャ族の名前をつけるカードゲームが、今、子ども達に大人気です。これを参考にして、身のまわりの放射線利用に関する「レントゲン写真」「自動 車のタイヤ」「非破壊検査」等、放射線の産業利用について焦点化し、小学校低学年で実施可能な教材を開発しました。