東海学園大学
健康栄養プラザ

平成28年度 子ども栄養コース講座 第一回

“はじめての離乳食”

 今年度より健康栄養プラザに新設された、子ども栄養コースの第一回が開講されました。
“はじめての離乳食”と題し、8組の母子をはじめ付添いのパパや孫を迎えるために参加したおばあちゃまもいらっしゃいました。講師は、健康栄養学部の准教授で管理栄養士の端井しげみ先生が担当しました。

 はじめに離乳食の定義についての説明がありました。これを受けて、赤ちゃんがお乳を吸うことから食物を噛みつぶしスムーズに呑み込めるようになるよう、献立や調理のアドバイスを行うことが本日のテーマであることが伝えられました。

 デモンストレーションでは、赤ちゃんの月齢や発育、食べ方にあわせて食品の種類や量を増やしていくために、各ステージに合わせた調理のポイントが紹介されました。また、子育てに多忙なお母さんの負担をできるだけ少なくするよう「簡単」「スピーディ」「保存」もキーワードとしていました。具体例として、裏ごし器を使用しない「裏ごし状ほうれん草」の簡単な作り方や冷凍保存の方法等の実演がありました。また、大人のご飯とお粥を炊飯器で同時に炊く方法が紹介され、お母さん方には思いもよらなかったといった感嘆の声が多く聞かれました。参加者の皆さんは、赤ちゃんの様子を見ながらも、メモを取り、熱心に耳を傾けていました。そんな中、ぐずり始めた赤ちゃんには、学生サポーターが手を差し伸べていました。

 講義終了後、月齢ごとに2班に分かれサポーターの応援の中で調理実習が進んでいきました。お母さん同士すぐに仲良くなり、テキパキと作業を進めていました。料理完成後、試食に入りました。皆さん自分の口で、各時期の離乳食の食感や舌触り、味を学びました。試食をしながら子育てに関する活発な情報交換があり、お母さん、お子さん共にお友達がたくさんできたようで、有意義な講座となりました。その後、片付けの後、サポーターのお見送りを受け、帰宅されました。

 次回の健康栄養プラザ子ども栄養コースは、平成29年3月11日です。ご参加お待ちしております!