東海学園大学
健康栄養プラザ

平成29年度 本コース講座 第三回

“正常血圧を維持しよう”

 平成29年健康栄養プラザ本コースの第3回が開講されました。
今回は天白保健所との共催講座で17歳~79歳の23名の参加者にお越しいただき、“正常血圧を維持しよう”をテーマに、講義と調理実習を行いました。

 はじめに、本学の教授で、医師の加藤忠先生より血圧の仕組みについて講義がありました。血圧の概要、高血圧の種類やその合併症について、少し難しい内容でしたが、図をたくさん使い、分かりやすく講義していただきました。今回のメインテーマは高血圧でしたが、高齢者に多い起立性の低血圧についても少しお話がありました。

 次に天白保健所の加藤様より、名古屋市で取り組んでいる、食品ロスを減らすための運動(3ない運動、30(さんまる)・10(いちまる)運動(うんどう))や、災害時の備蓄食品に関する取り組みをご紹介いただきました。また、健康づくりのための教室やイベントに参加して、ポイントをためると、愛知県内の協力店で様々なサービスが受けられる“あいち健康づくり応援カード~MyCa(まいか)~”がもらえる、「なごや健康マイレージ」という取り組みも紹介していただきました。健康栄養プラザも対象となるので、是非利用してみてください。

 講義が終わったら、管理栄養士の石原美由紀先生を講師に迎え、減塩食の調理実習を行いました。今回の献立は、“鶏肉とパプリカのカシューナッツ炒め、ひじきのビタミンサラダ、大根のごまみそ汁、レモンスカッシュ”でした。だしのうまみや酸味を利かせて、少ない塩分量でも美味しく食べられる工夫がされた献立となっていました。日本人の食事摂取基準では、1日あたり、男性:8g未満、女性:7g未満が目標量となっていますが、今回の献立は、1食で食塩量2.2gと、3分の1以下となっていました。
減塩食とは思えない美味しさに参加者の方達も満足されていたようでした。

次回の講座は平成29年10月14日(土)“お麩で健康貯金”です。お楽しみに!