東海学園大学
健康栄養プラザ

令和元年度 本コース講座 第二回

“貯骨のすすめ~骨粗鬆症予防~”

 5月18日(土)、平成31年度 健康栄養プラザ 本コースが開催されました。
 第2回は、“貯骨のすすめ~骨粗鬆症予防~”と題し28名の受講者にお越しいただき、講義と調理実習を行いました。講師を務めるのは、本学の教授で管理栄養士、公認スポーツ栄養士の神戸絹代先生です。

 はじめに、骨粗鬆症やその予防についての講義がありました。
 骨量は20歳をピークに年齢とともに減っていき、生活習慣が悪いと骨粗鬆症のリスクが高くなることを教えていただきました。また、健康な骨の断面図と骨粗鬆症の骨の断面図を見比べると、一目瞭然で骨粗鬆症の骨は、隙間がたくさんあることに、皆さん驚かれていました。骨を作るためには、栄養面からはカルシウムだけを摂取すれば良い訳ではなく、たんぱく質、ビタミンD、亜鉛、ビタミンKやマグネシウムなど様々な栄養素がカルシウムの吸収を助けているため、骨が丈夫になることを学びました。

 講義終了後、“骨を強くする料理”をテーマに、引き続き、神戸絹代先生に調理実習を行なって頂きました。今回の献立は“①鮭しそご飯、②チーズ入りオムレツ、③ポテトのチーズ焼き、④ほうれん草とちりめんじゃこのお浸し”の4品でした。中でも、チーズ入りオムレツは、1人前ずつ自分たちで作り、皆さん綺麗なオムレツを完成させていました。今回の料理を1日の食事の中に取り入れることで、カルシウム量は、女性の1日あたりの推奨量である650mgを摂ることができ、骨の貯金が益々貯まりそうな料理で、班ごとに美味しく頂きました。

 次回の講座は6月15日(土)の “筋力アップで寝たきり知らず!”をテーマとした講座を予定しています。お楽しみに!