東海学園大学
健康栄養プラザ

令和3年度 本コース講座 第一回

“ストレスケアのための食事” 動画配信のための撮影を実施しました

 昨年1年間は新型コロナウイルス感染症予防のため健康栄養プラザは開催できませんでした。
 今年度の健康栄養プラザは、新型コロナウイルス感染症予防のため、動画配信により食・栄養、健康などの情報発信をしていきます。
 4月17日(土)、令和3年度 健康栄養プラザ 本コース講座第1回の動画配信のための撮影会を実施しました。
 “ストレスケアのための食事!”をテーマに、講義と調理実習です。現在も、まだまだ新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっています。落ち着いてきたら、参加者募集をかけて開催する予定です。動画は5月に配信できるようにすすめております。
 最初に健康栄養プラザ室長の小池亜紀子先生より挨拶、その後今回の講師を務める本学の准教授で管理栄養士の宮澤洋子先生の講義と調理実習です。

 はじめに「ストレスケアのための食事」についての講義の撮影をしました。
 ストレスとは、ストレス刺激で体にひずみが生じた状態です。体の中では様々な反応をして、セロトニンなどの脳内神経伝達物質によって精神の安定を図り、ストレスに適応し一定の状態を維持します。しかし、ストレスが長期化すると副腎皮質ホルモンの分泌が過剰になり、副腎皮質の肥大、胸腺の萎縮、胃十二指腸潰瘍の出血性潰瘍などが起きます。そこで、ストレスケアをするためには、セロトニン神経伝達物質を活性化させ、ホルモン分泌過剰を抑えることが大切です。太陽の光による刺激、質のよい睡眠、呼吸や咀嚼運動などの生活習慣の改善が大事になってきます。
 食事では、セロトニンの材料のトリプトファンを多く含む食品を取ること、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコペンタエン酸)、葉酸、食物繊維などを摂取することも重要だと学びました。
 講義の後、宮澤先生のゼミ生9名で調理実習の撮影を行いました。メニューは、「ホタルイカと菜花の春先パスタ、アスパラのさっぱりマリネ、キャベツともずくのミネラルスープ、黒蜜かけバナナヨーグルト」です。春が旬のホタルイカと採りたての菜花を使い、新鮮で美味しい料理が完成しました。

次回の講座は、5月29日(土)の“糖尿病予防のための食事のコツ”をテーマとした講義と調理実習を予定しています。


小池先生の挨拶


宮澤先生の講義


動画撮影の様子


ストレスケアの食事


動画撮影を見学


宮澤先生とゼミ生