2024 年3月8日(金)、筑波大学教授の山口香先生が養護教諭専攻の1〜4 年生の学生たちに向けて『意志あれば道あり-柔道を通じた挑戦と学び-』という演題でご講演くださいました。６歳から柔道を始められた山口先生ですが、当初は女子という理由で道場入門を断られました。しかし、強い意志と根性で入門を許可された後は人一倍練習を重ね、女子の柔道大会が解禁となった第1 回全日本女子柔道選手権では最年少優勝を果たされます。続く世界選手権では日本女子初の金メダル、ソウルオリンピックでは銅メダルと、数々の輝かしい活躍をされました。アニメの『YAWARA!』は山口先生がモデルであり、先生の奮励努力される姿は『めざせ!金メダル山口香物語』というドラマにもなりました。
　講演では柔道から学んだこととして、まずどんな時でもアクションを起こすこと、そして苦手な事こそ引き受けてやってみることが大切であると話されました。また、チャンスが来た際に「動ける」準備を日々周到にしておくことで、そのチャンスを自分のものにし、次のステップにつがっていくことをご自身の体験をもとにご紹介頂きました。そして講演の締めくくりには「自分らしさを大切にし、自分には価値があることを忘れないで！！」と、養護教諭専攻の学生たちの背中を押してくださる励ましの言葉を頂戴しました。
　講演後の感想文では「先生の言葉から勇気をもらった」、「教員採用試験を控えた今、身が引き締まる思いだった」といった言葉が綴られていました。
　山口先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。