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2024.04.01

2024年4月 林良嗣氏が卓越教授として着任・ローマクラブ日本支部を本学に設置


 2024年4月、東海学園大学に、林良嗣(はやし よしつぐ)氏が卓越教授として着任します。
林教授は、世界規模で活動する国土・交通学者で、都市と交通・モビリティの在り方、気候危機回避について研究を行っています。また、世界各国の100人の賢人会議である「ローマクラブ」の正会員・本部執行役員で、日本支部長も務めています。
 林教授の着任とともに、東海学園大学にローマクラブ日本支部が設置されます。
ローマクラブは、1972年に出版したレポート「成長の限界」が世界で初めて地球規模問題に警鐘を鳴らした国際シンクタンクで、地球の有限性について共通の問題意識を持つソ連初代大統領・故ゴルバチョフ氏など元国家元首、思想家、学者ら国際リーダーで構成されており、天然資源の枯渇、環境汚染等の問題や、経済メカニズム、文明のあり方を研究し、提言しています。同クラブは、国連に対して設置を提言した「環境と開発委員会」からSustainable Developmentの概念が生まれ、Earth Charter(地球憲章)、SDGsへと繋げた源流的存在です。林教授は全学共通科目「ともいき教養教育」のSDGsに関する科目を担当し、世界規模のリアルな現状や情報を授業で展開します。

■林良嗣卓越教授 PROFILE

中学から大学まで柔道部、四日市高校時代には強豪東海高校に勝利。小学校から大学院まで、四日市海洋少年団でカッターボート選手。大学では土木工学を学び、都市化の解明と持続可能で人のQOLを高める交通への転換を専門とする。東京湾アクアライン、リニア中央新幹線、インド新幹線のプロジェクト効果予測、バンコクへの鉄道導入の仕掛け人。世界交通学会会長(70 カ国から会員1000名)、土木学会副会長(会員4万人)、日本工学アカデミーの理事・中部支部長、日本学術会議連携会員などを歴任。45冊の和洋著書と200編以上の論文を出版。土木学会、日本不動産学会、日本環境共生学会、環境科学会の論文賞、環境大臣表彰など21の受賞。


【略歴】
1969年3月 三重県立四日市高校卒業
1974年3月 名古屋大学工学部土木工学科卒業
1976年3月 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1979年3月 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士
1980年7月 東京大学工学部土木工学科講師
1982年4月 名古屋大学工学部土木工学科助教授
1992年4月 名古屋大学工学研究科教授、2001年4月環境学研究科教授に配置換え
2002年4月 名古屋大学総長補佐(国際担当)
2006年4月 名古屋大学環境学研究科長
2016年4月 中部大学教授、持続発展・スマートシティ国際研究センター長
2016年6月 中国・清華大学招聘傑出教授
2021年4月 中部大学卓越教授・特定教授、2024年4月中部大学卓越教授・顧問に役職換え
2024年4月 東海学園大学卓越教授・学長特命顧問(現在に至る)

■林良嗣卓越教授からのメッセージ

 日本は、1980年代までの高度成長期には労賃が安く、物を作れば飛ぶように売れ、破竹の勢いで経済発展しました。90年代からはそれが通用せず、停滞期に入ったのです。日本の受験勉強で稼ぐ偏差値は、世界では全く通用しません。今日本に必要なのは、自分の考えを持ってはっきりと意見を述べる力です。欧米および中国、アジアの学生はスラスラとこれができ、日本人はこれができないのです。東海学園大学を、ローマクラブおよび国連と結んで、世界に通用する人材をトレーニングする機関へと変貌させるために着任しました。