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2014.10.08

「実践スポーツ心理学講座-スポーツと眼-」

文部科学省受託事業「スポーツを通じた地域コミュニティ活性化促進事業」の8つのプログラムの中のひとつ、サイエンスプログラム「実践スポーツ心理学講座-スポーツと眼-」を10月4日(土)に三好キャンパスで開講しました。

講師は伊藤政展先生(スポーツ健康科学部教授)。まずは5号館スポーツ科学演習室で「スポーツにおける動体視力と周辺視力、選択的注意と予測判断のメカニズムについて」の講義を1時間。スポーツの世界(特に球技)ですぐれた選手に対する賞賛の言葉としてよく使われる「あの選手は良い眼をしていますね!」。この「良い眼」とは何を意味するのかなど、参加した高校生たちが所属する部活等での具体例を挙げてわかりやすく説明。

その後、スポーツ心理学実験室に移動し、「動体視力、周辺視力、予測・判断の測定」を行いました。

動体視力のテストは、3つの数字が画面左から右へ一瞬で流れます。それを読み取りテンキーで入力。周辺視野のテストでは水平方向の視野の広さを片眼ずつ測定、測定器の鏡にうつる自分の眼を見つめた状態で、指標がみえなくなったところでボタンを押します。バランスのテストではバランスボードの上に両足で立ち左右のバランスを15秒間保ちます。この他に、タイミング調整や単純反応、選択反応のテストも。自分の記録を平均値や大学生のデータと比較したり、先生からの解説をうけたり、あっという間に3時間の講座が終了しました。

これらの測定をサポートしたのはスポーツ健康科学部5名の学生たちでした。