人文学部 人文学科

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学部からの最新情報

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学部の特色

人文学とは

広義では、自然科学に対する精神科学を意味します。
すなわち、実社会において、自分がどうあるべきかを問う学問であり、
人や文化を学び取ることで、未来を拓いていく力を養います。

好きなことや興味があることを探求し社会で役立つ教養や力にしていく

あなたの興味や関心のある分野を、創造表現や言語・文化を学びながら発見し、将来への可能性の幅を広げていきます。目標が定まれば、専門性をさらに深めるためにさまざまなサポートをおこないます。また、学びながら将来のビジョンが変わっても、学び直すことのできるシステムにより、対応しています。
人文学とは

学びの特色

多彩な領域科目が自由に学べるオープン履修方式
4つの領域の科目から自由に選べる履修方式を採用しています。さまざまな学びを通して視野を広げ、興味・関心のある分野を見つけることができます。一方、将来の進路に向けて専門的に学ぶ学生は、特定の領域の科目を集中して学ぶことで専門性を高めることも可能です。
免許・資格取得を手厚くサポート
学芸員や図書館司書など、将来の目的や進路に合わせて、希望する資格の取得をサポートしています。自身の興味がある領域を学びながら、希望する免許・資格の取得が可能です。教員希望者には、教員採用試験合格のための充実したサポートを用意しています。
幅広い専門領域の教員陣
教員陣は作家や歌人、マンガ家、人形劇の脚本・演出家、元ラジオキャスター、学芸員・図書館司書経験者、文化財調査員など、幅広い領域でユニークな経歴のスペシャリストが揃っています。各領域の第一線を経験している教員陣ならではの専門的な指導が受けられます。

学部の学び

4年間の学びの流れ

  • 1年次

    視野を広げる
    全学共通科目で教養を修得する
    ●人文学の基礎知識を修得
    ●オープン履修方式で幅広く学ぶ
    ゼミ(演 習)
    大学での学び方を修得
    免許・資格取得プログラム
    教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
  • 2年次

    専門領域を見極める
    ●人文学の専門知識を修得
    ●専門領域の基礎を学ぶ
    ゼミ(演 習)
    研究の基礎を学ぶ
    免許・資格取得プログラム
    教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
  • 3年次

    専門研究に取り組む
    ●専門ゼミで研究を開始
    ●実践力を身に付ける
    ゼミ(演 習)
    専門研究に取り組む
    免許・資格取得プログラム
    教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修
  • 4年次

    卒業論文に取り組む
    ●専門ゼミで研究を深める
    ●卒業論文を仕上げる
    ゼミ(演 習)
    卒業論文・制作
    免許・資格取得プログラム
    教員免許や学芸員など、免許・資格に必要な科目の履修

学べる領域

4つの領域

オープン履修方式で、4つの領域の科目を自由に組み合わせて学べます。

  • メディア・情報領域

    メディア実習で情報活用能力を高める
    図書館司書などをめざす
    メディア文化の研究や、学内スタジオを使用した映像制作を行います。新聞や放送、出版、広告などのマスコミについて学びます。
  • 創作文芸・マンガ領域

    文芸作品やマンガについての学びを通して
    感性を磨き、創造力を養う
    現役作家やマンガ家による指導のもと、「創作」に挑戦。自己表現方法を探求し、創造力を磨きます。また、幅広い文芸作品を学ぶことで、文章を読み解く力、書く力も修得します。
  • 日本語・日本文学領域

    国語教諭(中学・高等学校)
    日本語教員などをめざす
    日本語・日本文学を深く学び、読解力を養い、さらに理解を深めます。国語教諭の教員免許状取得、日本語教員になるための学びを深めます。
  • 歴史・文化・国際領域

    国際人としての教養を修得
    学芸員などをめざす
    日本の歴史や諸外国の文化の学びを通して、日本文化への造詣を深めます。英会話の授業などを通して国際人としてのコミュニケーション力も習得。学芸員などの資格取得も支援します。

免許・資格取得プログラム

将来の目的や進路に合わせて選べるカリキュラム

教職プログラム
教員免許状取得と教員採用試験合格のためのプログラム。キャリア開発センター(CDC)を中心に、ガイダンス、相談、教育実習の支援などを行い、講座、講演会などで試験合格をバックアップします。
図書館司書プログラム
図書資料をはじめとする情報の収集・保管、利用者への提供方法や、図書館サービスの意義を学びます。資格取得の過程で身につけるスキルは図書館以外でも広く活用できます。
学芸員プログラム
専門科目の履修と、実際の美術館や博物館における実習によって、資格と専門知識の修得をめざします。大学院へ進学して研究を深めていくための指導も行っています。
日本語教員プログラム
日常会話や文章だけでなく文法や日本語の歴史、国際情勢なども学修します。歴史・文化・習慣の異なる人への指導・交流方法を学びながら、国際人としての教養を身に付けます。

TOPICS

創作表現が磨かれる環境

創作への意欲を後押し 教員やプロが審査を行うコンテスト

現役マンガ家のもとでプロをめざす
人文学部ではマンガ文学賞を主催し、若い創作者たちの活 動を応援しています。東海学園大学の学生や愛知・岐阜・三重・静岡県の高校生から毎年150作品程度の応募があり、 人文学部の教員を中心に、芥川賞作家の諏訪哲史氏やマン ガ雑誌「なかよし」の編集部が審査に携わります。審査後は、 応募作品のすべてに教員やプロからのアドバイスを返送し、 さらなる創作への意欲を後押ししていきます。

学生たちが中心となりラジオ番組の制作

現役マンガ家のもとでプロをめざす
情報発信者として必要な創造力や中立公正な視点を養うことを目的に、実際にラジオ番組を制作しています。みよし市のコミュニティFMに参加し、学生たちが取材や編集などすべての業務を手がけ、生放送にも出演します。学外の方やメディア関係者との接点にもなり、社会での仕事の進め方やルールを学ぶことができます。将来的に番組制作の現場で活かせる企画力や技術力も身に付きます。

制作活動に集中できる最新鋭の設備を完備

創作意欲を刺激する充実した学修環境で卒業後を見据えた実践的な学びを支援します

スタジオ
スタジオ

各種カメラや音響機器、プロ仕様の映像編集ソフトを備えた実習室です。本格的な設備を使用しながら、映像制作を実践的に学ぶことができます。

マンガ制作室
マンガ制作室

アナログ制作だけでなく、カラーリングやデータ化などデジタル処理にも対応。「少年ジャンプ+」に作品が掲載された学生も輩出した、プロをめざせる環境です。

身につく力

表現力・
クリエイティブスキル
適切な言語表現や映像表現を用いて創造、表現できる力
コミュニケーションスキル
的確に読み、書き、聞き、話し、また、プレゼンテーションできる力
問題発見・解決能力
問題点を発見し、さまざまな情報に基づいて解決できる力

カリキュラム

  • シラバス

  • カリキュラム

  • 教員一覧

目標とする免許・資格

  • 中学校教諭一種免許状(国語)
  • 高等学校教諭一種免許状(国語)
  • 小学校教諭二種免許状(玉川大学通信教育課程)
  • 学校図書館司書教諭
  • 図書館司書
  • 学芸員
  • 日本語教員

取得可能資格・免許一覧

協定校(玉川大学教育学部教育学科)の通信教育課程を履修、単位修得することにより小学校教諭二種免許状を取得できます。
※認定団体の都合により、資格名称・内容などが変更されることがあります。

進路実績

製造業

カネ美食品 / キーコーヒー / 大和冷機工業 / マスプロ電工 / ヤマザキ

商業・流通業関連

愛知日産自動車 / NTP名古屋トヨペット / 兼松コミュニケーションズ / キクチメガネ / 木曽路 / 岐阜ダイハツ販売 / 光南工業 / スガキコシステムズ / スギ薬局 / スギヤマ薬品 / ゾフ / ダンロップタイヤ中部 / 中部薬品 / ネッツトヨタ中部 / バローホールディングス / フィールコーポレーション / ブリヂストンタイヤソリューションジャパン / マルエム商会 / ユニー / 義津屋

サービス業関連

愛知健康増進財団 / 軽自動車検査協会 / さが美グループホールディングス / シダックス / 志摩スペイン村 / スターバックスコーヒージャパン / 日本自動車連盟(JAF) / 日本郵政グループ / 西尾レントオール / LEGOLAND Japan / レンタリース東海 / レンテック大敬

建設・不動産関連

AVANTIA / セキスイハイム中部 / 大和ハウスリフォーム / 東建コーポレーション

通信・運輸業関連

伊那バス / おりべネットワーク / 名古屋鉄道 / 富士ソフト / 名鉄バス

金融・保険

名古屋銀行 / 中日信用金庫 / 豊橋信用金庫 / 日本賃貸保証 / 農業協同組合(JA)

公務員・教育関連

横浜市中学校学校教諭 / 愛知県高等学校教諭 / 椙山女学園大学 / 出雲市役所 / 岡崎市役所 / 愛知県警 / 自衛隊 / 名古屋市文化振興事業団

大学院進学

愛知学院大学大学院 / 愛知淑徳大学大学院 / 愛知教育大学大学院 / 中京大学大学院

ゼミ

ひとつのテーマを掘り下げることで
日本美術を巡る歴史・文化を知り、
研究の入口へと導きます。

小野佳代 教授

見ること、感じること、調べること。
そのプロセスを大切に、
指導していきます。

小野佳代 教授ゼミテーマ:日本美術史

日本美術史における仏像や絵画など、自分の興味に沿ったテーマを自由に選び探求するゼミです。学びの基本は、見ること、感じること、調べること。美術館や博物館巡り、寺社へのゼミ旅行などにも出かけ、作品観察を通して興味と知識を深めていきます。好きな作品、感動した作品を徹底して追求することでその背景にある歴史や文化が見えてくるはず。そして見つけた研究テーマを卒業論文にまとめます。文献を徹底的に調べ、読み込み、情報を積み上げながら、1年かけてじっくり取り組む。そのプロセスを大切に指導していきます。その過程で得られるのは、調べることの面白さ、発見する喜び。研究を成し遂げた達成感は、社会に出た時の大きな自信となるはずです。また、ゼミの学びを通して身に付けた知識、美術の見方や楽しみ方は、生涯の財産になるでしょう。

仏像を細部にわたって測定し、専門用語を使って形状を説明。学生たちは、講義で学んだ基礎知識をもとに時代や名称などを実証的に推察。修理の跡や傷など細かい部分もチェックして、文化財を見る目を養う。

先輩の声

人文学部 人文学科 3年 宮内桃さん 愛知県立一宮興道高等学校出身

心を動かされた瞬間の
思いを伝える重要性や、
言葉が持つ偉大な力を
子どもたちに教えたい。

人文学部 人文学科 3年
宮内桃さん
愛知県立一宮興道高等学校出身

~夢実現をめざす学びの計画~

高校3年生
教員免許状取得ができる大学を中心に探し、教育学だけではなくメディアや小説など幅広く学べる人文学部へ進学。
大学1~2年
授業やゼミでの活発なディスカッションを通して、コミュニケーション能力を養成。専門的な授業では、言葉を選んで話す力も身につける。
大学3年〜
「教職サポートプログラム」で子どもの心を育てる教育環境についてなど、考察する授業を選択。子どもの内面について深く学ぶ。

知識に加え、人間力も伸ばす必要性を実感

子どもの頃から弟や近所の小さな子どもたちの世話をすることが好きで、自然と教員になる夢を抱くようになりました。高校時代は自分の学力で教員になれるかどうか不安でしたが、大学で幅広い学びを通して多くの先生方や友人と関わり、コミュニケーション力を磨くうちに「教員は知識だけではなく、人間力も大切だ」と実感しました。夢に対してさらに前向きな気持ちになり、学びや資格取得など、自分がやりたいと思うことに積極的にチャレンジする力も身につきました。

言葉が持つ意味の多様性と選ぶ重要性を理解

人文学部の授業はどれも興味深いものばかりですが、特にひとつのテーマを各自が調べて話し合うゼミは毎回とても楽しく刺激的です。自分の考えをまとめて人前で発表する経験を通して、言葉を選択する重要性を感じています、例えば「かわいい」という言葉ひとつをとっても多様な意味があり、文脈や会話の中で変化します。こうした発見は「日本語学」などの専門的な学びでより深めることができます。さらに知識を修得し、語彙力や論理的な考え方を身につけていきたいと思います。

学び&キャンパスライフ

将来自分に役立つ資格取得をめざして勉強中

大学時代にできるだけ多くの資格を取得したいと考え、1年生で秘書検定を取得。大学の手厚い資格取得サポートを利用し、休みを利用して講座を受けました。現在はITパスポートと簿記2級の資格取得をめざしています。いずれも、将来必ずどこかで役に立つ資格。やってみたいことはたくさんありますが、優先順位をつけながら頑張って勉強しています。

日記をつけ、思いを言葉にする力を養成

自分の語彙力や考えを言葉にする力を高めるために、日記をつけています。自分を客観的に見つめることができ、意外な思いを持っていることに驚かされます。心を動かされた時にそれを言葉で表現できる人になりたい。将来、子どもたちに自分の言葉で伝えることの素晴らしさを教えられる教員になりたいと思います。

先輩の声

人文学部のポリシー

人材養成の目的

人文学部は、社会や文化を理解し、創造力とコミュニケーション能力を養うことで、地域社会の諸方面で職業人として活動する実践力をそなえた人材の養成を目的とする。

ディプロマ・ポリシー
(卒業認定・学位授与方針)

  1. 1、「知識・理解」

    1. 人間や人間の営みを理解するために必要な幅広い教養を身に付けている。
    2. 創造表現、言語、文化の各分野における基本的な知識・技能を体系的に身に付けている。
    3. 日本や外国の多様な文化、思想について幅広く理解することができる。
  2. 2、「汎用的技能」

    1. 日本語及び外国語を用い、的確に読み、書き、聞き、話すことができ、効果的なプレゼンテーションができる(コミュニケーション・スキル)。
    2. 適切な言語表現や映像表現を用いた創造的な活動をすることができる(クリエイティブ・スキル)。
    3. 情報を適切に収集・分析し活用するとともに、効果的に発信することができる(情報リテラシー)。
    4. 古典から現代文学、マンガ、映像、言語、芸術、歴史、さらには国際文化についての知識や情報を整理し、順序立てて説明することができる(論理的思考力)。
    5. 創造表現、言語、文化の各分野における問題を発見するとともに、さまざまな情報に基づいて、専門的な見地からこれらの問題を解決できる(問題解決力)。
  3. 3、「態度・志向性」

    1. 自分を律して行動し、何事にも誠実に精一杯の力で取組むことができる(自己管理力・勤倹誠実)。
    2. 他者から学ぶ姿勢をもち、共に生かし合いながら仕事や研究を進めることができる(チームワーク・共生)。
    3. 職業人としての倫理観・使命感を身に付けるとともに、社会に貢献する意欲と目的意識を持ち、国際的感覚をもって行動をとることができる(倫理観・社会的責任)。
  4. 4、「統合的な学習経験と創造的思考力」

    卒業研究や卒業制作を通して、自らが立てた新たな課題を解決することができる。

カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施方針)

 人文学部では、社会や文化を理解し、創造力とコミュニケーション能力を養い、地域社会の諸方面で活動できる力をそなえた人材の養成を目的としている。この目的を達成するために、「専門科目群」「演習科目群」及び「免許・資格関連科目群」の3つのカリキュラムを配置する。
「専門科目群」は、「メディア・情報」「創作文芸・マンガ」「日本語・日本文学」「歴史・文化・国際」の4領域に分けられ、それぞれの専門分野についての知識、技能を習得する。
「メディア・情報」「創作文芸・マンガ」の2領域では、現代のメディア・情報社会を生きるためのリテラシーと、言語・映像・音声による創造表現や、研究・批評に必要な知識や技能を習得する科目を開講する。創造表現に関する基本的な知識・技法を体系的に学ぶことで、より高度な創造的思考力を身に付けていく。「日本語・日本文学」「歴史・文化・国際」の2領域では、日本や外国の多様な文化、思想、歴史について幅広く理解する科目のほか、日本語や外国語によるコミュニケーション・スキルを習得する科目を開講する。これらの科目を学ぶことで、言語、芸術・歴史、さらには国際文化についての知識や情報を整理し、論理的思考および表現する能力を身に付けていく。
「演習科目群」は、1年次から2年次までの「基礎演習」と3年次から4年次までの「専門演習」で構成される。「基礎演習」では、スタディ・スキル、コミュニケーション・スキルなど、基礎的なスキルを学ぶ。幅広い教養を修得し、専門分野への導入と専門的な学修への基礎作りを行う。「専門演習」は3年次に少人数のゼミに所属し、それぞれの分野で専門的知識・技能の深化を目指していく。4年次には、これまでの創作や学修の集大成として、卒業研究、卒業制作を完成させ発表する。ここで目指すのは、自己表現にとどまらない、他者に感動や影響を与える表現力であり、自らが立てた新たな課題を解決する能力である。
「免許・資格関連科目群」では、中学校・高等学校教諭(国語)、学校図書館司書教諭の免許取得、司書、学芸員、及び日本語教員の資格取得に対応した科目を開講している。

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)

  1. 「知識・技能」

    1. 1. 高等学校の教育内容を幅広く学んでいる。
    2. 2. 創造表現、言語、文化に関わる領域を学ぶために必要な国語力を身に付けている。
    3. 3. 社会と人間とのかかわりを文化や歴史の視点を通して理解する力を有している。
  2. 「思考力・判断力・表現力」

    1. 4. 知識を応用する力とものごとを論理的に思考する力を身に付けている。
    2. 5. 文化の創造や表現に取り組むことのできる好奇心をもっている。
  3. 「主体性・多様性・協働性」

    1. 6. 人間や文化に関わる多様な学びについて興味、関心を抱いている。
    2. 7. 自ら将来の方向性を見出し、他者と協力して社会に貢献しようとする意欲がある。

東海学園大学、全学共通の各ポリシーは下記をご覧下さい。